深山荘高見屋の創業は江戸時代の享保元年(1716年)。
約1900年もの歴史がある山形県蔵王温泉の発展とともに愛されてきた老舗旅館。
深山荘高見屋館内の随所に見られる純和風木造建築の荘厳さに圧倒され、調度品の細部に施された日本の伝統美や重厚さに我を忘れる。
深山荘高見屋の客室は全部で4タイプあり、それぞれ趣が異なるところが面白い。写真はスイート「離庵山水(りあんさんすい)でフェラーリのデザインを手がけた山形県出身の工業デザイナー奥山清行氏のプロデュースによる。
写真の「離れの別邸 雛蔵(ひなくら)」は伝統的な蔵を改装した広さ110㎡の和空間。源泉掛け流しの露天風呂が客室に備わっているところも嬉しい。
山形の豊富な山の幸を使用し、伝統的な郷土料理の技法でしあげた「和会席」。旬が感じられる料理に思わず舌鼓を打つ。
深山荘高見屋名物の「すきしゃぶ鍋」は一日4組限定。霜降りの美しい蔵王牛を、内側ではすき焼き、外側ではしゃぶしゃぶができる特製鍋でいただける。
温泉は創業から湧き続ける自家源泉の掛け流し。森の息吹が感じられる「露天 石風呂」で美肌の湯とも呼ばれるその湯をゆったりと楽しみたい。
山形の伝統工芸職人が手がけた「露天 桶風呂」。近くを流れる川のせせらぎが聞こえてくる。
深山荘高見屋の創業以来約300年に渡る歴史を紐解く様々な展示や調度品を楽しみながら、時間を忘れてくつろぐ。
広々としたロビーラウンジに置かれたソファー。落ち着きのある佇まいと木のぬくもりに癒やされる。
※本ページの内容は、2016年5月の取材内容を元に作成しています。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。