旅のご予約|大阪府
2021.1.15
大阪新世界の下町散策で寄りたい「ジャンジャン横丁」グルメ
博覧会跡地に1912年(明治45年)「大阪の新名所」として誕生した新世界。今では、平成とノスタルジックな昭和が入り交じる、非日常的な雰囲気のエリアとなっています。そんな新世界の一角に、南北180mにわたって延びる名物商店街「ジャンジャン横丁」があります。今回は、大阪新世界の下町散策で寄りたい「ジャンジャン横丁」のグルメを紹介します。(写真:新世界 ジャンジャン横丁 ぎふや本家)
< 目次 >
新世界 ジャンジャン横丁
通天閣のお膝元・新世界の一角にある、名物商店街「ジャンジャン横丁」。串カツ屋やうどん屋、立ち呑み居酒屋など庶民的な店が軒を連ねています。通りの幅が狭く雑多な雰囲気が今となっては新鮮。
昭和の初めに各店から呼び込みのための三味線や太鼓の音が「ジャンジャン」と響き渡ったことから、その名が付いたと謂われています。今は楽器の音こそ聞こえないものの、多くの地元民や観光客で賑わっています。
千成屋珈琲
「ジャンジャン横丁」の一角に店を構える、1948年創業の喫茶店「千成屋珈琲」。世代を超えて愛される大阪・新世界名物ミックスジュース発祥の店として知られています。
昭和レトロな印象を与える「千成屋珈琲」の看板。ホットコーヒーは一杯ずつ淹れるサイフォンかハンドドリップ。「冷コー」と呼ばれるアイスは水で抽出するダッチコーヒーで提供しています。
3代目で一度閉店したものの、2017年に復活した「千成屋珈琲」。扉を開けると、古き良き昭和の純喫茶らしい空間が広がります。内装はほぼ昔のまま変わらず、レトロなインテリアや照明の明るさが独特の味わいを醸し出しています。
店内には、創業当時の店や昔の新世界の様子を今に伝える写真が飾られ、ノスタルジックなムードを演出しています。
代々受け継がれるレシピで作るミックスジュースをはじめ、鮮やかな見た目も魅力的なフルーツスムージーや懐かしさ漂うプリンアラモードもおすすめです。
ミックスジュースは、果物店店主だった千成屋珈琲の初代が完熟果物を活かすため発案しました。バナナやリンゴ、ミカンや黄桃をベースに、細かく砕いた氷でシャリっとした喉ごし感を加えています。
■千成屋珈琲
・住所:大阪府大阪市浪速区恵美須東3丁目4番地15
・TEL:06-6645-1303
・営業時間:
平日 11:30~19:00
土日祝 9:00~21:00
※当面の期間、臨時休業。詳細は下記をご参照ください。
千成屋珈琲 公式サイト:
https://www.sennariya-coffee.jp/
ぎふや本家
新世界の表通りで存在感ある佇まいが特徴的な「ぎふや本家」。1916年大衆食堂として誕生し、一時閉店したものの2015年に復活。串カツをメインに多彩な一品や鍋が楽しめる店として人気です。
広々とした店内は、カウンターやテーブル席、座敷や半個室など約130席を用意。
串カツに使用している肉や野菜は国産、魚介はお造りでも食べられるほど新鮮。定番メニューの牛や海老、アスパラ、椎茸、半熟玉子、紅生姜、アボカドなど。口当たりの良い衣で揚げられた串カツは、サクッと軽やかな音と口当たりが印象的。
少し甘めの味わいな秘伝のソースは、もちろん二度漬け禁止。食べている途中で追加したい場合は、付け合せのキャベツですくってかけるのがご当地マナーです。
「串カツのお供」と言えば、やはりビール。朝から居酒屋や串カツ屋が営業している新世界界隈では、明るいうちからほろ酔い気分の人も多く見られます。そんな街の空気とともに、昼間から一杯いただくのも旅の楽しみ。
串カツと並び、大阪の庶民の味として愛されているどて焼き。下茹でした牛すじ肉を味噌や砂糖、みりんや出汁でじっくりと時間をかけて煮込んだ一皿で、お酒のつまみにも最適です。
■ぎふや本家
・住所:大阪府大阪市浪速区恵美須東2-5-9
・営業時間:
日~木祝 11:00~22:00
金土祝前 11:00~23:00
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。
※2021年1月11日までは、新型コロナウイルス感染拡大による時短要請のため、21:00までの営業です。
※本記事は2018年6月の取材をもとに内容を一部更新しています。
※2021年1月5日:「大阪新世界の下町散策で寄りたい「ジャンジャン横丁」グルメ」の情報を更新しました。