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2020.4.28

台湾観光で訪れたい北投温泉のノスタルジックな日帰り温泉旅

台湾観光で訪れたい北投温泉のノスタルジックな日帰り温泉旅
台北中心市街地からMRT台北駅で約40分で行ける「北投温泉」(ベイトウ ウェンチュエン)は手軽な日帰り温泉エリア。1894年にドイツ人によって発見され“台湾温泉文化発祥の地”となった北投温泉には、日本統治後の1896年に台湾初の温泉旅館が建てられました。戦後一時衰退したものの、台湾観光局が1999年を「台湾温泉観光年」として温泉利用を後押ししたあたりから台湾に温泉ブームが再来。日本からの観光客にも人気の日帰り温泉地・北投温泉をご紹介します(写真:地熱谷公園)。

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< 目次 >

北投温泉玄関口にある旧駅舎「新北投車站」

周囲のビルとは対照的な平屋の木造建築が新北投車站

北投温泉の玄関であるMRT新北投駅改札から出ると目の前にある木造の建物、これが新北投駅の旧駅舎・新北投車站(しゃたん)です。

1916年新北投線開通により建設。1988年にMRTの開通で廃止となり、個人所有になっていましたが、台北市が買い取り修復。現在は記念館として公開されています。駅舎内には当時の写真が展示され、どこか懐かしい雰囲気にあふれています。

改札を再現しているコーナーもある新北投車站屋内

新北投車站は屋根に4つの丸い天窓を配したモダンな建物。木造の窓枠や梁、軒先の飾り細工など見所がたくさんあります。

駅舎内には往時を偲ばせる写真が多く、ノスタルジックな気分に。グッズコーナーでは当時の紙の切符を再現したものや、鉄道のペーパークラフトなど、鉄道好きが手に取りたくなるものが販売さ。温泉地だけに「温泉の素」などもあり、お土産選びにもおすすめです。

現役当時のホームの様子も忠実に再現

駅舎の裏には、廃止前に実際に運行されていた客車も展示されています。台湾鉄路管理局の「35TP32850型」で、日本から最初に輸入された鉄道です。

車内には乗客用の座席やつり革が昔のまま保存され、当時の座り心地を感じることができます。また車内に設置されたモニターでは、保存されていた高雄から車体を移動した様子を納めた映像が流れています。

100年前の駅員が利用していた仕事道具

列車の車内には当時駅員たちが利用していたバッグや懐中電灯、切符を切るハサミ等も展示。そのほか駅員たちの制服や帽子、当時のラジオなど現代とはデザインの異なる品々が多々並びます。

現代人にとっては昔懐かしい黒電話も、当時は最先端の通信機器だったはず。昔も今も北投駅は温泉に浸かりに来た人々を温かく迎えてきたのでしょう。

手を温めるだけで体がぽかぽか温まる手湯

MRT新北投駅からこの旧駅舎へ向かう途中に、足湯ならぬ「手湯」があります。手を温めるだけで疲れがとれるような気分になるのは、さすがに温泉。訪れる人のなかには手だけでなく肘まで湯に浸かっている方も。

温泉自体は無色透明で匂いもきつくありません。無料で利用できるので、気軽に試してみてください。
■新北投車站
住所:台北市北投區七星街1號
電話:02-2891-5558
開館時間:10:00~18:00
休日:月曜
入館:無料
公式サイト(中国語): https://www.xbths.taipei/

北投温泉で“世界で最も美しい図書館”の1つを見学

公園に調和した落ち着いた風合いの図書館外観

2014年アメリカのテレビ局・CNNが選んだ“世界で最も美しい図書館”で27位にランクインしたのが「臺北市立圖書館 北投分館」。

緑豊かな公園に調和する3階建ての木造建築で、環境に配慮した台湾初のグリーンビルディングです。傾斜した屋根は、太陽光発電と雨水のリサイクルシステムを実現。本好きならこの図書館の公園側テラスで、ゆっくり読書を楽しんでみてはいかがでしょう。

公園内で太極拳を練習する人々

老若男女の憩いの場・北投公園では、ベンチでティータイムを楽しむ人もいれば読書や日光浴など、思い思いに自然の中で過ごす人の姿を見かけます。なかには、太極拳を練習するグループも。

冬にはスイレンの池が満開に咲き誇ります。北投温泉で立ち寄り湯を利用したら、この公園で涼んでみるのも良いでしょう。

■北投公園
住所:台北市北投區中山路2號

和洋折衷のシックな公共浴場が温泉博物館に

当時のステンドガラス等がそのまま残る北投温泉公共浴場

日本統治時代の1913年、静岡県伊豆山をイメージし建てられた「北投温泉公共浴場」。当日は大いに賑わったものの戦後衰退の憂き目に。

1994年に地元住民が保存活動を開始し、4年後の1998年に浴場施設のない「北投温泉博物館」として生まれ変わりました。現役の浴場だった当時のタイルやステンドガラスの窓など、レトロな空間で北投の歴史が垣間見られます。

西洋風な造りの北投温泉公共浴場・大浴場

かつて北投温泉公共浴場では1階に大浴場、2階に休憩所がありました。

現在の大浴場には湯は張られておらず、タイルが当時の面影を教えてくれています。縦9m・横6mの男性専用だったという大浴場は、まるでプールのような広さ。入浴する入り口側が浅く、奥へ進むと深くなっています。この浴場は立ったまま温泉に浸かるという「立ち湯」だったことも大きな特徴です。

奥の舞台では芸者が踊ることもあったといわれている北投温泉公共浴場2階の休憩所

建物2階に入り口がある北投温泉博物館。その入り口から進むと現れるのが畳の休憩所です。

外観は贅沢にレンガが用いられ洋館のようですが、ここの内観は格子天井で四方には障子。休憩所には伝統的な日本建築の技が見られます。当時は食事やお茶はもちろん、将棋や囲碁などで利用客は楽しんだそうです。

温泉利用客が涼んだバルコニー

畳の休憩所の奥には「展望テラス」と呼ばれるバルコニー。ここからは北投渓の流れがよく見え、天気の良い日は風が気持ちよく頬をなでます。

当時の利用者は、温泉を楽しんでほてった体を鎮めに時間を過ごしたそうです。クーラーなど無い時代に自然の風や目に映る緑の木々は、心をも癒やしてくれたに違いありません。現在は訪れる観光客に北投渓の景観を楽しませています。

レトロな雰囲気で時間が止まったかのような回廊

畳の休憩所がある2階とはうってかわって、西洋建築の技法を取り入れた1階。

中でも見どころは、アーチ型回廊の窓の上部に採用されたステンドガラス。当時この地で目にすることのできる自然が描かれたそうです。光の角度が変わると左右で色が変化します。ぜひ正面と右左の三方向から眺めてみてください。
■北投温泉博物館
住所:台北市中山區中山路二號
電話:02-2893-9981
入場:無料
開館時間:9:00~17:00
休日:月曜、祝日(ただし土日は開館)
公式サイト(中国語): https://hotspringmuseum.taipei/

北投温泉の人気グルメスポットで牛肉麵を堪能

志明牛肉拉麺の紅燒牛肉麵(小サイズ)

台湾っ子が大好きな「牛肉麵」は一般的に、赤いスープの紅燒牛肉麵と透明スープの清燉牛肉麵があります。多くのお店がどちらかを専門としていますが、なかには両方を味わえるところも。

北投温泉の北投文化2公園横にある「志明牛肉拉麺」は、両方とも楽しめる行列のできるお店。店名に拉麺(ラーメン)と表記されるものの米粉の麺もあり、またサイズ(大小)も選べます。

志明牛肉拉麺の招牌清燉牛肉麵(大サイズ)

至高の牛肉麵を選ぶアワード(台北国際牛肉麺節)で、2010年に3位入賞した牛肉麵が「志明牛肉拉麺」の招牌清燉牛肉麵。

骨と牛肉を半日かけて煮込み、何どもアクをとることで透き通ったスープ。クセのないのは色だけでなく、透明感のある味わいとなっています。牛肉は口に入れたとたんにほろほろ崩れていく柔らかさ。軽く縮れている太めの麺はもちもちの食感で、この滋味深いスープによく合います。

安価なのもうれしい志明牛肉拉麺の惣菜の数々

ショーケースに並ぶ小皿にのったお惣菜(小菜)。台湾の食堂でよく見かけるもので、好みの一皿を選んで自らショーケースから取り出して自席まで持ってきていただきます。

食堂によって種類は多かったり、少なかったり。牛肉たっぷりな志明牛肉拉麺の麺には、野菜の小皿を添えたいもの。煮卵や煮込んだ厚揚げやきゅうりの漬物など、台湾ならではの味を楽しんでください。

お昼時は行列必至なので時間をずらしての来店がおすすめ

北投文化2公園の横にある小さなお店・志明牛肉拉麺は、牛肉麵の写真を載せた看板が目印。隣にも牛肉麵のお店があるので、間違えないようご注意ください。

席は室内と屋根だけの席があります。屋根だけの席は公園に沿って並んでいるので、緑の中で食事をしているような気分に。食後は腹ごなしに公園を散歩するのもおすすめです。
■志明牛肉拉麺
住所:台北市北投區中央北路一段228巷3號
電話:02-2892-9758
営業時間:11:00~24:00
休日:不定休

北投温泉で日帰り入浴!水着着用の「千禧湯」

大勢の地元の人々でにぎわう千禧湯

北投温泉博物館入り口に面した中山路を、駅と反対方面に進むと現れるのが日帰り温泉の「千禧湯」。

北投温泉は白硫黄泉・青硫黄泉・鉄硫黄泉の3種類の泉質が湧き出ているのも特長のひとつ。多くのホテルが白硫黄泉であるなか、千禧湯の泉質は青硫黄泉。成分率が高く肌にピリピリ感じますが、それだけ体にいい温泉です。

千禧湯で最も温度が高い浴槽

温泉は全部で6つ。傾斜を利用しているので段々畑のように湯船が設けてあり、高い場所から低い場所へしたがって湯温も低くなります。

最高湯温は42度、硫黄成分が強くピリピリするせいか体感は湯温以上に感じることも。いろいろ浸かってみて自分に合う湯温を選んでみてください。日中早い時間には年配の利用者が多く、なかには日本語を話す方も。温泉に浸かりながら地元の方と交流できるかもしれません。

入り口の券売機でチケットを購入して入場する仕組みの千禧湯

日帰り混浴の千禧湯では、水着の着用が必要。水着は派手なものや肌の露出が多いデザインは入浴できません。忘れた場合は入り口で水着を販売しているので、こちらを利用しましょう。

コインロッカーやシャワーも完備しています。入場料は40元と格安、2時間の入れ替え制になっているのでご注意ください。
■千禧湯
住所:台北市北投區中山路6號
開園時間:5:30~7:30、8:00~10:00、10:30~13:00、13:30~16:00、16:30~19:00、19:30~22:00
休日:不定休
入場:40元

北投温泉の源泉地「地熱谷」を散策

青白い水面から湯気が上がる地熱谷

北投公園のいちばん端には、北投温泉の源泉地でもある「地熱谷」があります。

温泉の温度は約80~100度。硫黄のにおいも強く、青硫黄泉・強酸性で腐食性、見た目も匂いも印象的。晴れた日は青い水面の上を白い湯気が漂い、幻想的でもあります。雨の日など気温の低い日は湯気が濃すぎて、水面がまったく見えないのでご注意ください。

地熱谷の入り口付近にある看板

地熱谷の入り口にはお土産や軽食のとれる店舗もあります。ゲートをくぐった先には、オリジナルグッズを扱うショップも。

駅から緩やかな坂の上にありますが、ゆっくり歩いても15分ほど。北投温泉の見どころである新北投車站や臺北市立圖書館 北投分館、北投温泉博物館の先にあるので、のんびり散策の目的スポットに加えてみるのも良いでしょう。

地熱谷の温泉で茹でられた卵たち

地熱谷入り口のお店では、温泉卵が販売されています。日本のような「半生の温泉卵」ではなく、しっかり茹であがった硬いゆで卵です。

殻の色やよく見ると大きさもわずかに違う卵たちは、スーパーで買ったものではなく地域の生産者から購入している新鮮なものだとか。旅の思い出に台湾の温泉卵を試してみてください。日本同様に、塩を付けてくれます。
■地熱谷
住所:台北市北投區中山路
開園時間:9:00~17:00
休日:月曜
入園:無料
取材・編集:山田やすよ
撮影:ミヤジシンゴ
取材時期:2019年12月


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