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越後最北の城下町・村上へ 日本海と地酒に誘われる鉄道旅行

村上市_味匠喜っ川

新幹線と特別列車に乗って地酒王国・新潟へ。日本海、銘酒の利き酒、ジャズの生演奏が彩る贅沢(ぜいたく)な鉄道旅行。新潟県最北の市・村上で途中下車すれば、町屋造りの商店や民家が点在する城下町の町並みや、江戸時代から受け継がれる鮭の食文化に触れられる。
(写真:味匠 喜っ川 梁から吊るされた鮭)

2016.12.06 掲載

    • 羽越本線_きらきらうえつ

      東京駅から約2時間、上越新幹線で新潟へ。新潟から秋田まで日本海沿岸を結ぶ羽越本線は、鉄道ファン垂涎(すいぜん)の絶景ルート。「きらきらうえつ」は、この沿線上の新潟~酒田間を定期運行する特別列車。

    • きらきらうえつ_車窓

      「きらきらうえつ」の2号車「きらきらラウンジ」の開放的な窓から、のどかな田園風景を一望。新幹線とはひと味違ったゆったりしたペースの車窓が、忙しい日常を忘れさせてくれる。

    • きらきらうえつ_きらきら弁当

      「きらきらうえつ」の2号車、茶屋では、ほのかな甘みと香り、まろやかな味が魅力の村上茶のほか、地ビール、沿線の駅弁などを販売している。「きらきら弁当」は新潟駅構内で購入。お酒との相性も良さそうな地元の食材を使っている。

    • きらきらうえつのボックス席

      「きらきらうえつ」の2号車、一段高くなったボックス席から、日本海沿線の風景を眺めながら昼食を。「きらきらラウンジ」車両の茶屋(売店)で商品を買うと、ボックス席が利用できる。

    • 村上市_城下町

      新潟駅から白新線で約50分、村上駅に到着。村上市は、江戸時代、村上藩の城下町として賑わった越後最北の城下町。城跡、茅葺の屋敷が残る武家町、黒塀の通りが特徴的な寺町、町屋が点在する町人町。今もなお昔の面影を残す町並みを散策できる。

    • 村上市_味匠喜っ川

      町屋の魅力を伝えるべく、村上町屋商人会加盟店では、茶の間が見学できる「町屋の公開」を行っている。写真は「町屋の外観再生プロジェクト」の中心的役割を担った『味匠喜っ川』の店内。入り口が狭く奥行きが深い、村上の典型的な町屋の一つ。国の登録有形文化財である。

    • 地元名物_塩引き鮭

      江戸時代に花開いた村上伝統の鮭料理を今に伝える『味匠 喜っ川』。化学調味料や添加物を使わない昔ながらの塩引き鮭の製法を守っている。地元名物の鮭を扱う有名な土産店で、高い天井の梁(はり)から吊り下げられた1,000匹以上の鮭は圧巻。

    • 味匠喜っ川_風干しされている鮭

      写真は、『味匠 喜っ川』の軒先で風干しされている鮭。100種類を超える村上名物の鮭料理のなかでも筆頭に上がるのは、塩引き鮭。村上の独特な気候風土の中で、3週間ほどかけてじっくり熟成させて旨みを引き出す。

    • 味匠喜っ川_鮭の酒びたし

      「鮭の酒びたし」は、必ず買って帰りたい看板商品。「塩引き鮭」を1年がかりで風乾発酵させる濃厚な味わいは、まさに匠の技。日本酒を少し垂らして、風味を開かせてから味わう。

    • 割烹吉源_鮭のフルコース

      昼は、村上市内の創業180年以上の老舗『割烹 吉源』へ。国の登録有形文化財の伝統家屋でいただく鮭のフルコースは繊細な味わいの逸品。雅味煮(がじに)、めふん焼きなど珍しい郷土料理も楽しめる。

    • 早撰堂_お土産

      「町屋の外観再生プロジェクト」の第1号となった和菓子店『早撰堂(そうせんどう)』へ。通り土間や座売りスペースのある店内には、季節の旬を配した上品な和菓子が並ぶ。お土産の定番は、村上名産の「葡萄羹(ぶどうかん)」と「鮭の切身落雁(らくがん)」。

    • 新潟県_雪だるま弁当

      駅に戻り、村上から長岡へ抜ける途中、乗り換えの新潟駅でお土産を購入。写真は駅構内「駅弁屋」の「雪だるま弁当」。容器の口の部分が切り込みになっており、食べ終えたあとは貯金箱として使える。

    • 新潟県_キングサーモン

      三幸の「サーモン塩辛」はテレビでも多数紹介されているご当地珍味。しっとりとしたフレーク状の「キングサーモン」も美味。新潟駅直結の「CoCoLo本館」で購入。

    • 新潟県のお酒

      新潟駅、長岡駅周辺では、新潟県の蔵元の限定酒、クラフトビール、新潟の米を使った「こしひかり越後ビール」、発泡性日本酒などを購入。

    • 越乃Shu*Kura

      長岡駅~上越妙高駅間は、全車指定「越乃Shu*Kura」に乗車。日本海の絶景を肴(さかな)に地酒で一献……そんな大人のニーズに応えてくれるリゾート列車だ。

    • 越乃Shu*Kuraのボックスシート

      写真は「越乃Shu*Kura」の1号車、4人掛けの「らくらくボックスシート」。日本海沿いを走る柏崎駅から直江津駅の間の車窓からの眺めは特に美しい。ほかに海側に面した「展望ペアシート」やパーテーションで仕切られた「くつろぎペアシート」もある。

    • 越乃Shu*Kuraの呑み比べセット

      「越乃Shu*Kura」2号車のサービスカウンター「蔵守~Kuramori~」では、厳選した新潟県内の地酒や、地元の食材にこだわったおつまみを販売。

    • 越乃Shu*Kuraのイベントスペース

      「越乃Shu*Kura」2号車のイベントスペースでは、お酒や音楽などのさまざまなイベントが開催される。取材した日は柏崎駅~青海川駅間で、ギター、ピアノ、フルートのトリオによるジャズの生演奏がスタート。

    • 青海川駅

      日本海側で「一番海に近い駅」と言われる青海川駅で途中下車。夕暮れ色の日本海から吹き抜けるひんやりとした潮風が、地酒で火照った頬に心地いい。

今回の旅のルート

※紹介している内容は2016年9月時点のものです。詳細は鉄道会社や各施設に直接お問い合わせください。

列車内の優雅な空間も旅の醍醐味

東京駅から約2時間、上越新幹線で新潟へ。さらに特別列車「きらきらうえつ」に乗り城下町・村上で下車。古い町並みを散策したあとは長岡に戻り、リゾート列車「越乃Shu*Kura」で、ジャズの生演奏をBGMに地酒を楽しむ。