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文明開化に想いを馳せて 明治の西洋建築に出会う

文明開化に想いを馳せて 明治の西洋建築に出会う

法律や習慣だけでなく町並みも大きく変貌を遂げた明治期。その最も象徴的なものが、西洋建築物の登場だ。見たことのない絢爛豪華な佇まいに、当時の人々はさぞ感激したことだろう。今こそ東京で当時のロマンを残す建物たちに近づき、建築美や繊細な細工などをゆっくり眺めよう。
(写真:旧岩崎邸洋館)

2016.09.28 掲載

    • 日本銀行・本館

      東京駅や奈良ホテルなどの設計を手がけた建築家、辰野金吾の設計により、明治29年(1896年)に竣工した日本銀行本館。日本人の手によるネオバロック様式の建築物として、国の重要文化財に指定されている。

    • 日本銀行・旧営業場

      日本銀行の窓口があった旧営業場(きゅうえいぎょうば)は、壁や柱の細やかな装飾が美しい。明治から大正期は天井は採光のため、ガラス張りとなっていた。

    • 日本銀行・旧金庫

      日本銀行の地下にある旧金庫。米国ヨーク社製の金庫扉は、厚さは90センチ、重さは25トンにもなる。金庫の中は幾つもの部屋に分かれている。

    • 日本銀行・史料展示室

      高級感漂う史料展示室。ここには金や銀の重さを量った大型天秤など、開業当時からの日本銀行の業務にゆかりのある品々が展示されている。

    • 日本銀行・本館廊下

      本館2階の赤絨毯の敷かれた廊下には、日本銀行歴代総裁の肖像画が並んでいる。

    • 三菱一号館・ミュージアムカフェ・バー「Café 1894」

      1894年(明治27年)に創建された三菱一号館。ミュージアムカフェ・バー「Café 1894」は、銀行営業室として利用されていた当時の様子を復元した。

    • Café 1894

      木のあたたかみを感じるクラッシックな「Café 1894」の店内。奥にあるのは、当時のものを復元した営業窓口。

    • 三菱一号館

      美術館が併設されている三菱一号館の広場では、季節の花々を楽しむことができる。

    • Café 1894のパスタ

      「Café 1894」では、ランチやディナーのメニューも豊富。こちらは美しい彩りと上品な味わいが特徴的な「九条ねぎとズワイガニのクリームパスタ」。

    • Café 1894の自家製アップルパイ

      甘酸っぱいリンゴとシナモンが相性抜群の「自家製アップルパイ」。レギュラーメニューの他にも、三菱一号館美術館の展覧会とタイアップしたメニューも楽しめる。

    • 旧岩崎邸

      旧岩崎邸の洋館、撞球室(ビリヤード場)、大広間は国の重要文化財に指定されている。ジョサイア・コンドルの設計で1896年(明治29年)に完成した洋館は岩崎弥太郎の長男で三菱第3代社長、久彌の本邸として建てられた。

    • 旧岩崎邸

      手摺の柱一つ一つに精巧な彫刻の施された、旧岩崎邸邸内の2階へ続く階段。

    • 旧岩崎邸

      旧岩崎邸洋館1階の「婦人客室」。イスラム風のモチーフが、多角形の構造を持つ部屋とよく合っている。

    • 旧岩崎邸

      旧岩崎邸洋館1階「婦人客室」の天井は、シルクの日本刺繍の布張りになっている。

    • 旧岩崎邸

      爽やかな風の吹き抜ける2階バルコニー。バルコニーの柱は、1階がトスカナ様式、2階がイオニア様式となっている。

    • 旧岩崎邸庭園

      旧岩崎邸庭園は、大名庭園を一部踏襲し、日本初と伝えられる芝生のある洋風庭園と和風庭園の和洋併置型である。庭園散策中に一休みできる木陰のベンチから美しい洋館が見える。

    • 旧岩崎邸庭園

      佇まいに歴史を感じさせる、おだやかな光が差し込む洋館サンルームへと続く階段。

    • 岩崎邸・撞球室(ビリヤード場)

      岩崎邸洋館と同じくジョサイア・コンドルが設計した撞球室(ビリヤード場)。こちらは日本では珍しいスイスの山小屋風の造りとなっている。

    • 旧岩崎邸和館とその庭園

      洋館の背面に連接する書院造りを基調とした和館(大広間)とその庭園。かつては洋館を凌ぐ広大な和風住宅であったが、現在は大広間の一棟だけが残っている。

    • 旧岩崎邸和館・甘味処

      旧岩崎邸和館の甘味処では、季節の和菓子と京都・宇治の抹茶を楽しめる。

今回の旅のルート

※紹介している内容は2016年5月時点のものです。詳細は各施設に直接お問い合わせください。

歴史薫る、明治期の近代建築

日本近代建築の父とされるジョサイア・コンドル。彼と彼の弟子たちが残した明治期の建築物を訪ねる旅に出かけよう。まずは弟子の辰野金吾が設計した日本銀行。そしてCafé 1894では開放感あふれる空間でお茶を楽み、最後はコンドルの古い作品・旧岩崎邸と庭園へ。長い時を経て、今なお見る人を驚かせるその技術に、当時の人の精神と理想の高さ感じる。