ページスクロールナビ

気品と様式美に包まれる~迎賓館 赤坂離宮

気品と様式美に包まれる迎賓館 赤坂離宮(東京都港区)

海外からの国賓・公賓を迎える時。あるいは皇族などが臨席する晩餐会が開かれる時。迎賓館は、そんな映画のワンシーンのような華々しい世界を彩る舞台となる。この特別な場所が、2016年から通年で一般公開されることとなった。庭園、建物、内装、装飾。すべてが息を呑むような様式美で構築された、感動の空間をご覧ください。(写真:迎賓館・中央階段)

2016.06.13 掲載

    • 赤坂離宮の「彩鸞(さいらん)の間」

      条約・協定の調印式や国賓・公賓のテレビインタビューなどで使用されることが多い「彩鸞(さいらん)の間」。暖炉の両脇には架空の鳥・鸞(らん)の装飾がある。

    • 赤坂離宮のアンピール様式でデザインされた「彩鸞の間」

      ナポレオン一世の帝政時代に流行したアンピール様式でデザインされた「彩鸞の間」。天井をよく見るとエジプト遠征時に使用されたテントの天幕のような形になっている。

    • 赤坂離宮の国公賓主催の晩餐会で使用されるダイニングルーム「花鳥の間」

      「花鳥の間」は国公賓主催の晩餐会で使用されるダイニングルームで、最大130名の席を設けることができる。壁には30枚の鳥や花を描いた七宝焼が飾られている。

    • 赤坂離宮の「花鳥の間」の食器棚

      「花鳥の間」の食器棚のまわりには、フランスのゴブラン織風綴織りと呼ばれる織物が飾られ、狩猟の様子が描き出されている。

    • 赤坂離宮の「花鳥の間」のシャンデリア

      壁や天井には鳥や鹿などたくさんの動物が描かれている。ちなみに「花鳥の間」のシャンデリアは1トン以上あり迎賓館で最も重いもの。

    • 赤坂離宮の大理石の張られた床に金箔を施した高い天井

      大理石の張られた床に金箔を施した高い天井、燦然と輝くライト。日本であることを忘れてしまう絢爛豪華な迎賓館の中央階段。

    • 赤坂離宮の表敬訪問や首脳会談で使用される「朝日の間」

      表敬訪問や首脳会談で使用される「朝日の間」。床の緞通(だんつう)は、47種類におよぶ紫色の糸を使い分け桜の花を織り出している。

    • 赤坂離宮の「朝日の間」の「朝日を背にして女神が香車(こうしゃ)を走らせている姿」絵

      「朝日の間」の名前の由来となった天井の「朝日を背にして女神が香車(こうしゃ)を走らせている姿」の絵。日本神話の女神をも想像させる不思議な顔立ちが印象的。

    • 赤坂離宮の「朝日の間」の画家・小磯良平による2枚の大きな油絵

      「朝日の間」の入り口には、画家・小磯良平による2枚の大きな油絵「絵画」と「音楽」が飾られている(写真は「音楽」)。

    • 赤坂離宮の謡曲「羽衣」の景趣を天井に描いた「羽衣の間」

      謡曲「羽衣」の景趣を天井に描いた「羽衣の間」は、雨天の際の歓迎行事やレセプション、会議場などに使われている。楽器を描き出した壁の石膏や、館内で最も大きく豪華とされるシャンデリアが美しい。

    • 赤坂離宮の迎賓館の南側、主庭にある大きな噴水池

      迎賓館の南側、主庭にある大きな噴水池。迎賓館の建物や主庭の階段とならび、創建時からある国宝の一つである。

    • 赤坂離宮の噴水の伝説上の怪獣グリフォンや鯱(しゃち)、亀の装飾

      噴水には、伝説上の怪獣グリフォンや鯱(しゃち)、亀などの装飾がいたるところに施されている。

    • ネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築である迎賓館

      日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築である迎賓館。主庭から望む姿も息を呑むほど美しい。

    • 迎賓館 赤坂離宮の白が美しい主庭へと続く階段

      迎賓館の建物と同じく、花崗岩の白が美しい主庭へと続く階段。

    • 赤坂離宮の主庭に面した、建物の中央の窓

      主庭に面した、建物の中央の窓は「朝日の間」にあたる。内装だけでなく、外から見ても華麗である。

    • 赤坂離宮の賓客用の和風別館(游心亭)

      賓客に「和のおもてなしをする」際に利用される和風別館(游心亭)。こちらの見学には、本館等とは別の申込が必要となる(1日120名限定)。

    • 赤坂離宮の昼食などの際に利用される主和室

      昼食などの際に利用される主和室。時間帯によっては、庭の池の水の揺らぎが天井に映り、日本らしい美しさを演出する。

    • 赤坂離宮の広々とした和風別館(游心亭)の廊下

      広々とした和風別館(游心亭)の廊下からは、四季折々に移りゆく庭園の様子がよく見える。木を多用した温かみのある内観だ。

    • 赤坂離宮の和風別館(游心亭)

      和風別館(游心亭)には、ゆったりとした時間が流れる。この表札は日本を代表する書道家・西川寧によるものだ。

    • 赤坂離宮の賓客にお茶を振る舞う茶室

      賓客にお茶を振る舞う茶室。建物の各所に洗練された日本の美を感じる。

    • 「前庭」から見る迎賓館 赤坂離宮 

      「前庭」から見る迎賓館。迎賓館館内や主庭の見学には予約や当日券が必要であるが、「前庭」は入場自由となっている。

    • 迎賓館の「前庭」の中ほどにある「中門」

      迎賓館の「前庭」の中ほどにある「中門」。細部まで装飾が施されており、色彩も非常に美しい。

    • 迎賓館 赤坂離宮の天球儀とそれを取り囲む鳳凰(ほうおう)の飾りの屋根

      迎賓館の屋根には、天球儀とそれを取り囲む鳳凰(ほうおう)の飾りが。西洋風建築のなかにも和の精神が息づいており、当時の国としての姿勢を偲ばせる。

    • 迎賓館 赤坂離宮の正面のガラス張りの入り口

      正面のガラス張りの入り口。迎賓館は一見重厚感のある外観だが、細部にはこのような繊細な装飾が施してある。

    • 迎賓館 赤坂離宮の正面玄関を彩る花壇

      迎賓館の正面玄関を彩る花壇。敷地内はいたるところに様式美が満ち溢れている。

今回の旅のルート

※ご紹介している内容は2016年5月取材時点のものです。
※迎賓館の見学順序や所要時間は、事前申込で指定される見学時間帯や入場整理券の順番により異なります。

気品と様式美に包まれる~迎賓館 赤坂離宮

迎賓館本館では国公賓を迎える4つの公用室をめぐり、その絢爛豪華さに魅了される。主庭では高さ8メートルにも及ぶ噴水に圧倒され、和風別館では美しい庭と和の空間に心癒される。最後は、前庭から迎賓館の建物を一望し、その精巧さに目をみはる。現実さえも忘れさせる、純然たる美の空間がここにはある。
◆一般公開や参観については[取材協力]をご確認ください。