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2017.11.2

【福島旅行記】会津旅情を満喫する『お座トロ展望列車』の旅

【福島旅行記】会津旅情を満喫する『お座トロ展望列車』の旅
旅情緒あふれる会津鉄道の人気観光列車『お座トロ展望列車』は、福島県会津の美しい自然豊かな景観と、車窓を流れるのどかな沿線風景をゆったりと楽しめます。阿賀川沿いの渓谷や自然豊かな「会津若松駅~会津田島駅」間を運行するため、会津らしい旅情を感じられるスポットは、一年を通じ、日帰りで楽しめる旅として注目を集めています。

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個性豊かな列車で、自分だけの旅を過ごす

お座トロ展望列車・トロッコ車両

※車両には、初代 ねこ駅長「ばす」のイラストが描かれています。
鉄道ファンや旅好きの観光客から高い人気を誇る会津鉄道。なかでも、お座敷車両・トロッコ車両・展望車両の3両編成からなる『お座トロ展望列車』は、阿賀川沿いの渓谷や自然豊かな「会津若松駅~会津田島駅」間を運行するため、会津らしい旅情を楽しめると支持されています。

お座トロ展望列車・トロッコ車両 車内

窓を持たないトロッコ車両の魅力といえば、自然の中にいるような開放感。沿線に広がる田園風景や渓谷を渡る風を感じながら、爽快な時を過ごせます。途中、絶景として名高い湯野上温泉駅手前にある橋梁で列車を停車させるため、眼下には迫力の光景が。また、トンネルを通過する時の轟音と臨場感はトロッコ車両ならではです。

お座トロ展望列車・お座敷車両 車内

思いきり寛いで旅を楽しむなら、掘りごたつ式の座席が通路を挟んで配置されたお座敷車両へ。靴を脱ぎ、畳の上でゆるりと過ごせば、流れる車窓風景が穏やかな時間を届けてくれます。グループでの旅ならテーブル座席がおすすめ。気の合う仲間との語らいは列車の旅の醍醐味です。

お座トロ展望列車・展望車両 車内

最前部に座席を設けた展望車両は、特急車両と同じハイデッカー仕様。通常より高い位置からの見晴らしに、ゆったりと座れるリクライニング式シート。トロッコ車両が56席、お座敷車両が32席なのに比べ、12席と広めにとった車両空間が魅力です。また運転席横にある、僅か1名しか座れない展望席は「運転士気分が味わえる」と鉄道ファンから一番人気が高い座席でもあります。

お座トロ展望列車・展望車両 車窓からの風景

流れゆく風景を迫力のあるパノラマで楽しめる展望車両。それぞれ目的に合わせた車両で、会津の自然を感じながらお座トロ展望列車でくつろぎの旅を過ごしてみてはいかがでしょうか。

米どころ南会津の田園と渓谷広がるゆるり旅

お座トロ展望列車・トロッコ車両 車窓からの田園風景

福島県は全国7位の米収穫量を誇る米どころ(農林水産省「平成28年産水陸稲の時期別作柄及び収穫量(全国農業地域別・都道府県別)」)。黄金色に輝く田園や山裾広がる大地、そして渓谷の清流を抱く景観からは、日本の原風景ともいえる四季折々の美しさが堪能できます。

お座トロ展望列車・トロッコ車両 車窓からの「第五大川橋梁」風景

会津鉄道沿線途中の絶景スポット、阿賀川(大川)に架かる鉄道橋梁「第五大川橋梁(だいごおおかわきょうりょう)」。トロッコ列車の窓から吹き込む風とガタガタと揺れる走行音に誘われ覗き見れば、眼下に広がる谷底の深さと渓谷美に感嘆の声が湧きあがります。

第五大川橋梁(撮影場所)

大川に反射する緑と橋梁の上を走る列車が絵になる撮影場所。エメラルドグリーンに輝く湖面に橋梁が映る光景は、実に美しい陰影を刻みます。前述したようにお座トロ展望列車はここで一時停車するため、旅の記録に撮影してみましょう。

お座トロ展望列車・トロッコ車両 車窓からの「大川渓谷」風景

「大川渓谷」は南会津を走る会津鉄道沿線では一番深い位置にある渓谷。自然が生み出した芸術を映しながら列車は走行していきます。秋は深紅に彩られた紅葉が楽しめる人気の場所。お座トロ展望列車に乗って、季節が彩る会津の大自然を満喫してみてください。

会津鉄道・お座トロ展望列車「塔のへつり駅」

塔のへつり

塔のへつり駅からおよそ徒歩6分先にあるのが、国指定天然記念物「塔のへつり」。風雪が造りだした自然の造形美、断崖(へつり)を散策するなら、この駅がとても便利。駅への入口門は「東北の駅百選」に選定されています。また「塔のへつり~大内宿」へは予約制バス「猿游号」が運行されているので、大内宿へ足を延ばすならこちらを利用するといいでしょう。

会津鉄道・お座トロ展望列車「湯野上温泉駅」

湯野上温泉駅は、会津の観光名所である「大内宿」の街並みになぞられた、全国でも珍しい茅葺き屋根の駅。こちらも「東北の駅百選」に選定されています。待合室には囲炉裏があり、会津の民芸品や土産も販売。駅舎から出て左手、隣接した場所に足湯「親子地蔵の湯」が。時間が許せば癒しのひとときを過ごしてみたい空間です。

お座トロ展望列車 芦ノ牧温泉駅・ねこ駅長「らぶ」

国鉄時代からある古い芦ノ牧温泉駅は昭和2年(1927年)に建設され、戦火を逃れた貴重な駅舎。ここの駅長は人ではなく、2代目ねこ駅長の「らぶ」。「らぶ駅長」の仕事は、ホームでのお客様の出迎えやお見送りと駅の巡回。その愛くるしい姿に癒されると、今では遠方から観光客が訪れる場所でもあります。
※芦ノ牧温泉駅の「らぶ駅長」。特別の許可を得て撮影しています。

旅の土産に選びたい、味わい深いものたち

お座トロ展望列車・車内にある郵便ポスト

車内販売を利用するなら土産が並ぶ小さな売店を控えたトロッコ車両へ。旅先から手紙をしたためたいなら、ここで購入したポストカードを選んでみては?昭和世代には懐かしい円柱の郵便ポストへ投函すると、トロッコ列車乗車記念印で送ることができます。

お座トロ展望列車・売店「会津鉄道ポストカード」

会津の景色はどこを切り取っても絵になり、郷愁を誘うものばかり。季節により表情を変える会津鉄道の名所が刻まれた絵葉書は、色褪せない思い出として土産に選びたくなるひとつ。実際に訪れた場所を選び、大切な人に届けたい、そんな一枚がそこにあります。

お座トロ展望列車・売店「湯六庵(ユロクアン) くるみ羊羹」

湯野上温泉駅の名物「会津銘菓くるみようかん」は、地元の女性6人が手づくりしている下郷町で愛され続けてきた一口大の羊羹。食べやすい大きさの羊羹の中にくるみが入っており、木の実の香ばしい食感と甘さ控えめなこし餡の優しさが後引く美味しさです。

お座トロ展望列車・売店「金子牧場 ジャージー乳プレミアムアイスクリーム」

もうひとつのおすすめは、搾りたてのコク深いジャージー乳のみを使用し、甘さを控えたミルク本来の風味を楽しめるよう仕上げた、会津の酪農家によるアイスクリーム。地域特産のじゅうねん(えごま)と香り高い食用ほおずきを使い、他では味わえない名物となっています。

金子牧場 ジャージー乳プレミアムアイスクリームと車窓からの風景

旅にかかせない、もうひとつの主役グルメ

会津蔵出し弁当

※会津若松駅の売店で購入。
2段重の会津蔵出し弁当1,200円の容器には、会津塗の老舗・小野寺漆器店が手がける「会津塗」を使用。鱈の天ぷらに棒鱈の甘露煮、里芋の磯部揚げなどの郷土料理8品が詰められた一の重と、山菜栗めしの二の重と量もたっぷり。デザートとして会津の駄菓子が入っているのも地元ならではです。

会津のおばあちゃん弁当

※会津若松駅の売店で購入。
会津のおばあちゃん弁当1,100円はその名の通り、田舎のおばあちゃんが作る素朴で優しい味の郷土料理が満載。なかでも会津の特産品、馬肉を使った煮物やニシンの天ぷらは食べておきたい名物です。土地のものを頂きながらのんびり車窓風景を味わう鉄道の旅。どの季節の会津を見てみたくなりましたか?

今注目の駅、蔵や洋館が建ち並ぶ七日町でふらり散策

会津鉄道「七日町駅」

会津若松駅の隣駅、七日町(なぬかまち)駅。会津藩政時代、会津の西の玄関口だった七日町通りには、大正浪漫を感じられる洋館風の建物や昔ながらの蔵が点在し、伝統郷土土産だけでなく地元の新鋭作家の作品が並ぶ店も増加。今もっとも注目されている場所です。

会津鉄道・七日町駅にある「駅カフェ」

七日町駅には平成14年(2002年)に「駅Cafe.」が開業。名前はカフェでも実際は「あいづふるさと市町村圏協議会」が運営する会津地方17市町村のアンテナショップで、名産品物販スペース、企画展ギャラリー、観光インフォメーションコーナー、物販コーナーなどで構成された、会津の情報発信地です。

会津鉄道・七日町駅にある「駅カフェ」店内

地酒の仕込み水で入れた水出しコーヒーは香り高く苦味も軽めで、旅の小休止に相応しい一杯。他には旬の果物で作る地場産フルーツジュースや会津塗の手塩皿で提供されるおやつ2品と飲み物のセットとメニューも豊富。アンテナショップで得た旅の情報を整理しながら、次への名所に想いを巡らせてみるのもいいでしょう。
取材・文:井田 久恵/撮影:トラベルバリュー 編集部
取材時期:2017年9月下旬
取材協力:会津鉄道株式会社

会津鉄道 公式サイト (外部リンク)

会津鉄道 公式サイト (外部リンク)
会津鉄道で行く、会津の列車たび。会津鉄道は喜多方・会津若松~浅草・新宿を4時間弱で結んでいます。
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